昨年末に新築戸建を購入したわが家。住み始めて一カ月後、まさかの瑕疵を発見。自分たちが瑕疵のある家に遭遇するとは考えもしませんでしたし、正直ハウスメーカーにそうとう怒りもわきました。
瑕疵を発見した一カ月後に修繕工事を行い、いまやっと気分が落ち着いたところです。
不安、モヤモヤ、イライラを抱えて過ごす二カ月は長いと感じましたし「ハウスメーカーには私たちの気持ちなんてわからないんだろうな。」と思うと悲しくもなります。ただ、これも経験です。
欠陥、瑕疵は無いに越したことはありませんが起こったことは変えられません。この経験をどう生かすのかは私たちにかかっています。今日は自分たちの反省点を踏まえ、瑕疵を発見したあとのハウスメーカーの対応、修繕工事が終わったいまの感情をつづります。
Contents
新築戸建ての瑕疵・欠陥の事例(わが家の場合)

わが家の瑕疵はトイレにありました。トイレ換気扇の内部が破損していたのです。具体的な瑕疵については過去の投稿をご覧ください。
内覧時に気づくことはほぼ不可能な瑕疵です。見えない部分だからこそ、換気扇だけでなく他の部分は大丈夫なのだろうかと一気に不安が膨れ上がりました。
ハウスメーカー○○へ連絡

購入先のハウスメーカーへすぐに連絡しました。年末だったこともあり工事は年明けになるとの返答。時期的なことはわかっているものの、大きな不安を抱えたまま年越しをしろと言われているようでした。
その思いを伝えると、翌日現場監督さんがわが家に訪問。破損部分を見てもらい破損のひどさを確認。ただ今できることはないため、その日はいったん帰ってもらい年明けに修繕工事をすることとなりました。
瑕疵部分の修繕工事
年明け、日程調整の件で現場監督さんからメールをいただきました。修繕工事にかかわるのは、
・I田産業(現場監督)
・クロス業者
・大工
・サイディング業者
・電気業者
と聞き、思いのほか大きな工事になることにがく然としました。破損原因は換気扇の取付位置、位置を少し変えるため穴を数センチあけ直すとのこと。
壁の穴が大きくなる不安、それに伴う外壁の傷の心配、工事当日の天候、まる一日工事が行われるため私たちも時間に拘束されます。
ハウスメーカーは直せば終わりかもしれませんが、私たちにかかる負担はそれ以上に大きなものでした。
ホームインスペクションに依頼

想定以上の大きな工事、他の瑕疵の有無、修繕工事による傷、素人の私たちには今後の予想ができないし、不安が募る一方でした。不安を拭うにはプロに頼るしかない!と考え、工事当日ホームインスペクションの方に同席してもらうことに決めました。
同じ日に換気扇の他の部分もチェックしてもらい、不備が見つかれば同じ日に工事をしてもらう。不安を長引かせたくない気持ちが私たちを動かしました。
足場掛け工事(前日)
修繕工事前日、まずは外の足場掛け工事から。隣近所に迷惑がかからないよう現場監督さんからご近所さんへ翌日の工事について説明していただきました。
修繕工事(当日)

午前9:00~工事開始。まずは外壁(サイディング)を剥がす工事から。ホームインスペクションの方には10:00に訪問していただき、工事と同時進行で家まわりからチェック。
想定していた工事終了時刻は17:00でしたが、サイディング業者が外壁の種類を間違えたとのことで(もうガッカリ・・)、空き時間がところどころ出るはめに。結局すべて終わったのは午後6:30でした。
感想としては・・待ちの時間が結構あったかな・・(電気業者も来るのが遅れりしたので)。ホームインスペクションの方の作業は3時間程度で完了。詳しい報告書は後日いただくことに。
口頭で「丁寧に作られている家でした」と報告をうけ、はじめて心からホッ・・・(*_*)。お値段は少々はりましたが、安心を買えたことは私たちにとって大きなことでした。
足場掛け解体工事(翌日)
翌日、足場の解体作業が行われました。これでようやく気持ちに一区切りついた感じです。長かった二カ月がやっと終わりました。
ホームインスペクションの報告書

修繕工事から2日後、ホームインスペクションからカラー写真付きの報告書が届きました。
床下全体、屋根裏など私たちでは見てもわからない、はいりずらい場所の写真付きだったので自分の家をはじめて客観的に見ることができた気がします。
まとめ
新築マンション、戸建を購入する前に私たちができることをまとめてみると、
・内覧時、自分たちで開けられるところはすべて開けてチェックする(換気扇・床下・点検口)。
・家またはマンションを購入したことのある親族、知り合いに内覧時同行してもらう(第三者の冷静な目線は必要です)。
・ハウスインスペクションに内覧同行を依頼する。
私たち夫婦は、二人だけで内覧したため見落とした部分も多くありましたし、住んでみて使いずらいと感じる部分も出てきました。住まないと気がつかない部分は、ある程度なら仕方ないのかなぁとも思いますが「もっとキチンとチェックしていれば、見過ごさずに済んだ」ことも正直あります。
そういった経緯もあるので、これから家の購入を考えている方は自分たち以外の誰か(冷静に内覧してもらえる人)と一緒にぜひたくさんの家を見比べてください。
同じ場所に数棟の新築戸建がある場合、予算的に買えない物件だったとしても必ず内覧し自分たちが検討している家と見比べてください。比較は重要ですよ!
家づくりで損しないために【持ち家計画】
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