最近、火事のニュースが増えました。「空気の乾燥が原因で起こる火事」とよく耳にしますが具体的な原因は何でしょうか。戸建てで暮らし始めた私たちも火事を注意すべきことは今まで以上に増えるはずです。「しっかり調べなければ!」というわけで「防炎」を調べるなかで気づいたこと、火事を防ぐ対策、防炎グッズを紹介します。
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空気が乾燥するとなぜ火事は起きやすくなるのか

火事の原因でまっさきに思い出すのは「タバコの不始末」。私の祖父はヘビースモーカーだったこともあり、畳みにタバコの焦げ跡がまぁるく残っているのを目にしたことがありました。幼い頃の記憶ですがハッキリ覚えています。
今は禁煙する人も増え喫煙スペースも減っているので、タバコの不始末が原因で起こる火事も減っただろうと思っていましたが実際は違いました。
【総務省調べ】出火原因の第一位は?
1位:タバコ
2位:放火
3位:コンロ
4位:たき火
5位:放火の疑い
※消防庁 平成30年8月7日
でした(平成29年1月~12月の期間)。タバコの不始末が今も1位であることに驚きです。2位と5位の放火・放火の疑いは自分で防ぎようがないので外すとして、他の原因に関しては当てはまるご家庭も限られます。
意外なものが火事の原因になりかねない?!

もっと私たちに身近なもの、意外すぎて気づかないものが「火事」の原因となっている可能性もあります。
- 静電気
- コンロ
- ペットの毛
- 暖房器具
- 電子レンジ
- オーブントースター
ランキング上位には入っていませんが、これらの家電も火事の原因としてあがっていました。
静電気
静電気のエネルギーだけでは直接火事につながりませんが、可燃性ガス・蒸気に着火するエネルギーとしては十分です。
コンロ
コンロの原因は消し忘れです。「消し忘れたまま放置」するといつの間にか火が上がっていた怖い経験談も東京ガスのサイトに載っていました。コンロを使っている間はその場を離れない、これは鉄則です。
ペットの毛
コンセントに電源プラグを差したままにしていると、そこにワンちゃんの抜け毛がたまりその溜まった抜け毛やほこり原因で発火してしまうこともあるそうです。コンセントまわりのホコリが原因で起こる火災を「トラッキング火災」と呼びますが、ペットの毛も「トラッキング火災」に当てはまります。
暖房器具
エアコンやファンヒーターの温風吹き出し口にカセットボンベやヘアスプレー缶を放置しないようにしましょう。ストーブの近くで衣類を乾かすのもNGです。家の中に風がなくとも干し方によっては簡単に床に落ちますし、危険であることは想像できます。
電子レンジ
レンジ内の汚れや熱の加えすぎによる発火。主な原因はこの2つです。
オーブントースター
加熱時間の誤り、オーブントースター付属の受け皿を使わない状態で加熱…。身近な家電だけに知れば知るほど使い方を間違うと怖いですね。
対策・防炎グッズ

火災を未然に防ぐ対策として東京ガスでは、
を公式サイトに載せています。必ず一度はチェックしておきましょう!意外と「基本ができていない」ことに気づかされます(;’∀’)。
東京ガスで購入した消火器
引っ越した際にガスの開栓の立ちあいで東京ガスの方が家に来られました。その際に「消火器を置きませんか?」を声をかけてくださり購入したものがこちらです。

5.4kgのトイプードルと比べてもこのサイズ。かなりコンパクトです。力の弱い方も難なく持ち上がります。消火器の色はグリーンを選択。グリーンだと見せて置いてもオシャレかな?なんて思っていましたが、

結局パントリーに収納です。グリーンを選んだ意味ありませんでした。こちらの消火器は使ったとしても白い粉は出ないタイプ。消火薬剤が「お酢」「食品原料」でできているので掃除がしやすいとのことでした。「使わない」に越したことはありませんが…。
有効期限は5年。期限が切れる前に新しい消火器を納品、古い消火器を引き取ってくれるそうです。私が東京ガスの消火器をえらんだ理由は消火薬剤よりむしろこちらです。5年後に期限が切れる、なんてとてもじゃないけど覚えてられません!
まとめ
地震が原因で停電が起きたとき、再通電する際の火事も無視できません。トラブルが起きたときに自動でブレーカーが落ちるシステムを導入しておくのも火災予防には良いですよね。今後も関東地方は晴天が続きます。空気もまだまだ乾燥します。火災には気をつけましょう。
自動でブレーカーを落としてくれる→家族を震災から守る防災グッズ!【スイッチ断ボール】