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播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)

<犬の脳炎(1)>ミニチュアダックスフンドが脳炎と診断されるまで。

犬の脳炎

ペットと暮らしている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。昨今の猫人気もありペットブームが過去最高ではないかと個人的に感じているなぎママです。ペットと暮らすと楽しいことがたくさんある反面、ペットの病気のリスクも抱えます。

でも、ペットが健康でいてくれる限り「病気のリスク」を意識することはほぼありません。犬の保険には入っていたものの「うちのワンコにかぎって」と心のどこかで思っていたし、保険料が高かったこともあり、保険を止めようかとも考えていました。

そんな矢先、わが家のミニチュアダックスフンドが重度の病を発症しました。

脳炎の前兆

さかのぼること数年前。冬でもないのに震えているワンコが気になりすぐに動物病院へ。当時の診断は「心因性のもの」。たとえば、犬が何かおどろくようなことはなかったか、など。大きな音を立てるような出来事もなく、カミナリが鳴ることもなかったので私にはその診断が納得できませんでした。

でも、見る限り「震え」以外は健康そのもの。食欲もあるし排泄物も問題なし。そのうち震えもなくなり、通常の生活にもどりました。

脳炎を発症する

2016年7月下旬、ワンコのからだに突然異常が出始めました。仕事の都合で実家を離れていた私は当時のワンコの症状をみていないため、母の記録を時系列でまとめました。

発症時の症状

思い出すだけでもつらいですが、少しでも参考になればうれしいです。

7月29日 夜

ワンコがトイレへ行く際に足がもつれたように歩き出した。ワンコの尋常でない様子に大きな不安を抱える。

7月30日

朝いちで動物病院へ。病院でも後ろ足のふらつきと視力低下がみられた。うんちは少しだけしたが、尿が出ない。

7月31日

昨日と同じくうんちはした(少量)が尿が出ない。

8月1日

今日もうんちはした(少量)が尿が出ない。

8月2日

後ろ足だけでなく前足にも異常がみられた。動物病院へ連れて行き、尿も出してもらう。今朝はうんちも出ず。嘔吐あり。あらゆる検査を試みたが異常が見つからない。脳に何かしらの炎症を抱えている可能性があるということで2日後にMRI検査をすることとなった。それまでは投薬治療で様子をみる。

8月3日~8月4日

脳圧を下げる薬を飲ませたが嘔吐。症状がどんどん酷くなり再び動物病院へ。MRIを予約していたが、それまで体がもたないかもしれないと医師の判断で急遽ステロイド注射を打つ

8月5日

MRI検査に同行するつもりで一日早く実家へ帰省した私。逐一ワンコの症状をきいていたのである程度の覚悟はしていたが、前日まで動くことのなかったワンコが歩いて私の元まできたことに驚いた。理由をきくと、ステロイド注射が功をなしたのではないかとのこと。

8月6日 MRI検査

MRIで脳の検査をした結果、播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断。その前に採血、レントゲン、エコーなどあらゆる検査をしたのに結果はすべて異常なし。

異常がないからといって油断できない、この病気の怖いところです。

播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)とは?

免疫学的な異常による中枢神経系の炎症疾患。脳炎には「細菌性」のものと「特発性」のものがあります。うちのワンコは特発性のもので脳幹に炎症がみられました。

通常、外部から入ってきた菌を自身の免疫機能が攻撃し体を守りますが、この病は自分の免疫機能が自分自身を攻撃します

細菌性は抗菌剤などの治療を受けると完治の可能性は高いといわれていますが、特発性の脳炎は原因不明のため予後も悪く、完治のしない病気といわれています。

脳炎の治療

播種性肉芽腫性髄膜脳炎と診断されてから現在まで、下記の免疫抑制剤(薬)を服用することで症状をコントロールしています。

  • 免疫抑制剤(シクロスポリン)
  • ステロイド(プレドニゾロン)
  • 胃薬(ストマルコン)

うちのワンコの場合、奇跡的にステロイド剤が体に合ったようで病気を患う前の状態まで落ちつきました。ステロイド剤が効き始める前に病に負けたり、ワンコと薬の相性が悪いケースもあるようです。脳炎を発症してからは本当に時間の勝負。1日、1時間、1分、1秒が愛犬の命を左右します。それが脳炎です。

まとめ

これがうちのワンコが脳炎を発症したときの様子です。病気が特定されるまでの間、私たち人間とっても苦しみの時間でしかありませんでした。薬の効果が現れ始めたときの安堵感は今でも忘れることができません。

「播種性肉芽腫性髄膜脳炎は、1年に1匹いるかいないか」と言われるくらい珍しく、そして難しい病気です。原因不明の病だけにネットでも犬の脳炎に関する情報は少ないですし、あったとしても明るいものはほぼありません。そんな中、私が支えられたのは同じ病気で闘っているワンちゃんの飼い主さんたちによるブログでした。

私もそんなブログを書きたい、同じ病気でたたかっているワンちゃんと飼い主さんにエールを送りたいです。

治らない

予後が悪い

がなんぼのもんじゃー!頑張るぞー!

 

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