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漫画

私イチオシのマンガ『死役所』は日本のいまを映していた。

児童虐待

去年からツライニュースを目にすることが増えました。児童虐待、動物虐待。事件の詳細を知れば知るほど心の痛くなる、いたたまれない気持ちになります。

目黒区や千葉県野田市の児童虐待は、親はもちろん本来守るべき立場にいるはずの児相がなんの機能も果たせていないことに怒りがわきます(もちろんすべての児相がそうではないと思いますが)。

今回の場合、子どもがハッキリとSOSを出していたのになぜ最悪の事態を避けることができなかったのかその疑問が拭いきれませんし、ニュースを見たほとんどの方が心にモヤモヤを抱えたままではないでしょうか。

電子書籍『死役所』は風刺のきいたマンガ

死役所

去年、目黒区の児童虐待ニュースを見たときふと思い出したことがありました。それは電子書籍で見つけた『死役所』というタイトルのマンガです。

電子書籍『死役所』は、死んだ人があの世へいったときにいちばん最初に通らなければならない役所のこと。死の原因によって成仏前の手続き(市役所のような場所)を行う課が決まります。課で手続きをすませることによりその人間は「成仏」します。

自分の死の原因がハッキリ理解できないまま死役所へ訪れる人も多く、一人一人が自分の人生を振り返り死を迎えるまでのストーリーを『死役所』で描いています。

【第1巻】第3条、第4条「あしたのわたし(1)(2)※ネタバレあり

『死役所』の第1巻にタイトル「あしたのわたし」があります。これは児童虐待の話です。※以下ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください。

母ひとり、娘ひとりの母子家庭。母親は夜の仕事をしており、まだ小さな子どもを残し毎晩仕事へでかけます。そして、朝を迎え家に帰宅する生活を送っていました。

仕事を終えても家には戻らず、幼い子どもを家にひとり残したたまま男の家に泊ることもあります(ネグレスト)。

そんな母親でも、娘にとってはたった一人の家族です。そして大好きなママ。母親が帰宅するとうれしくていろんな話をしますが、娘をうっとうしく感じた母親はある虐待をします。

娘の通っている保育園の担任は子どもの虐待に気づき、家に様子を見に行ったり子どもから家の様子を聞いたりしますが、母がいなくなることに恐怖を感じる娘は母親をかばいます。

そんな生活をしていた雪の日のクリスマス。むかし母親からもらった一冊の絵本を抱えたままその子どもは・・・。

死役所1巻はこちらから試し読みできます。

虐待をリアルに感じる

ネグレスト

このストーリーを読んだ翌年に目黒区の児童虐待事件が起きました。亡くなってしまった子どもの年齢、子どもの手紙など『死役所』のストーリーと重なるところがあり、「現実にこんな世界がある」ことに愕然としました。

虐待が現実にあることは理解していますし、だから児相もあるのでしょう。ただ、私は虐待について具体的に想像できる「何か」がないので「虐待」の、本当の意味での現実を知りませんでした。

テレビで事件の真相を知り、子どもたちのSOSを見ることで「虐待」を体感したことない私でさえもツラさや悲しみが伝わりましたし、なにより『死役所』がマンガとは思えないほど現実味のある話であることに驚きました。

子どもの目線で見る「あしたのわたし」

犬と脳炎

おとなの目線だと子どもの気持ちが見えないこともあります。虐待されているのになぜ逃げないのか、なぜ親をかばうのか。

わかったつもりでいたけれど、それじゃダメで・・・。本当の『虐待』を知るには、子どもと目線を合わせなければいけないし、やれ手続きだ、関係機関だって子どもにはわかりません。

ただそこから連れ去ればよかった。手続きなんて後でどうにでもなる。苦しんでいる子どもを救い出す、これがまず最初に人がやるべきことではないでしょうか。

まとめ

引退会見

ニュースをみても、いまだわからないことだらけです。

たとえば・・・。私もしくはあなたの家の前に虐待を受けている子どもが現れて「たすけてください」と言われたら、まず私やあなたはどうすべきか。

まずは家にあげる。そこからできることは?具体的にどこへ連絡すればこの子は助かるのか、大人の私でさえ迷います。

でも今の報道は、具体的な方法、連絡先をさらっと伝える程度です。とても重要な情報なのに、それよりも役所の失態ばかり取り上げる。虐待を受けている子どもがそのニュースをみたらどう思うだろう。

「おとなは頼れない」
「誰も助けてはくれないんだ」

悲観するだけではないでしょうか?おとなにニュースを発信する前に、子どもがわかるように教えてあげてほしい。

どこへ行けば、どこへ逃げれば守ってもらえるのかを。その手段を。

虐待かな?と思ったら(虐待かどうかはっきりしない場合でも)

日本駆け込み寺

子供家庭支援センター

東京都児童相談センター・児童相談所一覧

※お住いの市町村にある「子供支援センター」「児相」に相談を。

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