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犬のこと

<犬の里親>トライアルを中止した決断と経緯、そして伝えたいこと。

マルチーズ

「犬の里親になりたい」と前々から家族で話していたわが家。ある保護団体のサイト、ブログを毎日読んでいました。

自分たちに何かできることはないかと考え、寄附・ボランティア活動・支援物資など検討しましたが、やはり犬の里親になることがいちばん良いと考え「犬をもう一匹迎え入れる」検討を具体的に始めたのが去年でした。

うちには2歳になる少し大きめ(5.4kg)のトイプードルがいるので、人間の一存ですぐ決めることはできません。そこでまずは譲渡会に参加することに決めました。

なぎママ
なぎママ
このときは、まさかうちがトライアルを中止するなんて思いもしませんでした。

※保護団体に迷惑をかけないため団体名は伏せています。また、犬の権利も保護団体にあるので犬の写真ものせておりません。ご理解ください。

はじめての犬の里親譲渡会

犬の譲渡会
(PixabayのFree-Photosによる画像です)

旦那、私、トイプードルなぎと一緒に譲渡会へ参加しました。限られたスペースでいろんなワンちゃんを見るのがはじめてのなぎ。旦那や私から離れず小さな声でウーウーと唸っていました。

本来ならこの時点で気づくべきでした。なぎは多頭飼いを望んではいないのだと。なぎの気持ちをいちばんに考えなければいけないのに「保護された犬を助けたい」思いにとらわれていました(今おもえば本当にバカな私たち)。

小さな小さな名前のないマルチーズ

マルチーズ
(Pixabayのkatroedellによる画像です)

「なぎと同じくらいの年齢の子がいいかな」「犬種もなぎと同じトイプードルかな」と話しながらお見合いをさせましたがウーウーと唸るばかり。

どの犬を迎えいれるにしても最後はなぎに決めさせようと考えていたので「今日はもう無理かな、帰ろう。」と旦那と話した矢先、ふと私の足元にいた小さな犬に気づきました。

小さな小さな白いマルチーズはなぎのそばにちょこんと座りました。驚いたことになぎはその子犬を見ても唸りません。

「この子かもしれない」スタッフの方に声をかけ、トライアルを申し込みました。

マルチーズ「はる」がわが家にやってきた

犬が家にやってきた

保護団体の方がマルチーズをつれてわが家へ来てくれました。まだ名前もついていないくらい保護団体に来てまもないマルチーズに私たちは「はる」と名付けました。

リビングでなぎとお見合い。はるは人懐っこく私たちやスタッフさんの間をいったりきたり。ときにピョンピョン跳ねたり(小躍り?)したり。そんなはるをみて「何者だ」状態のなぎ。

譲渡会のときみたいに唸ることも吠えることもなかったなぎをみて、とりあえずこのままトライアルを開始することに。

トイプードルとマルチーズの個体差

スタッフさんが帰られたあと、2匹の様子を観察。なぎは「はる」のことが気になってしかたなくどんどん近づきますが、なぎの大きさが怖いのか端っこへ移動する「はる」。

2階に準備していた「はる」のケージを1階に下すと、「はる」はそそくさとケージに移動。犬同士で関係を築いていかなくては、と思いよほどのことがない限り人間は介入せず見守ることに決めました。

先住犬なぎの行動に変化

「はる」がわが家にきてから変わったことがありました。それは先住犬なぎの行動。私たち人間にすぐ近寄る「はる」を見て、遠巻きにその様子を眺めるようになったなぎ。

私が席をはずすと唸り声。唸り声を聞いてすぐ部屋に戻ると、なぎの声にビビる「はる」は犬用ベッドへ。「はる」を監視するかのようにその場を動かないなぎ。

でも、時間の問題だと考えていました。時間をかければ仲良くなる。2匹の関係性も築けるはずだと。

夜泣きはどっち?

「はる」が来て2日目の夜。なぎの夜泣きと夜の徘徊が始まりました。「はる」ではなく、なぎです。なぎの夜泣きを聞くのは初めてではありませんが、「はる」が気になるのか夜中ウロウロするように。

「はる」はケージで寝るものの、人の気配が完全に消えると夜泣きします。そのため私たちの声が届くところにケージを置き、部屋と部屋のドアを開け泣いたら声をかけて安心させていました。

ドアが開いているので、2部屋をいったりきたりするなぎ。なかなか寝てくれません。そして昼間は「はる」に唸り、「はる」は自由に動けない。

数日、その様子をみていた私たちは「2匹とも幸せではないかもしれない。」と思い始めます。

トライアル一週間

トライアル
(Pixabayのtigerlily713による画像です)

散歩(「はる」は外で歩かないので私が抱っこ)やおでかけを共にすれば、2匹の距離も近くなるかもしれないと思いましたが、それでも2匹の関係性はかわらず

「はる」からなぎにむかって吠えることは一切ありませんでしたが、あまりになぎが唸ると「はる」も黙っていません。唸り、吠え・・そしてなぎもヒートアップ。

終始その状態が続いたわけではありませんでしたが、なぎの幸せ、「はる」の幸せを考えたときに本当の幸せはこの家ではないのかもしれないという思いが芽生え始めました。

トライアル中止、苦渋の決断

トライアル中止の決断
(Pixabayの1388843による画像です)

トライアル5日目、保護団体のスタッフさんへトライアル中止の連絡を入れました。連絡したあとも「せっかく縁あってわが家に来たのだから何か方法がないだろうか」旦那とともに何度も話し合いました。

やはり「はる」を家族にしよう、

それでみんな幸せなのか、

いや人間の気持ちや覚悟次第でどうにかなる、

見えない未来に希望的観測だけで判断していいのか、

いつまで2匹に今の状態を我慢させるのか、

いや人間次第で・・・

何度も何度も何度も迷いました。最後の日の朝「はる」を保護団体に届けるまでずっと迷っていました。せっかく慣れてきたのに「はる」を混乱させてしまう、申し訳ない、なんとかならないだろうか。

「はる」と過ごしたのは7日間でしたが、私たちにとって「はる」はすでに家族でした。初日にぴょんぴょんと跳ねながら家の中を走りまわり、ごはんになるとなぎより前にきて目をキラキラさせながら待っていた「はる」。

本当に本当に・・・ごめんね。「はる」を幸せにしてあげられなかった。保護団体へ「はる」を渡すとき心が張り裂けそうでしたが、この苦しい思いは自分への戒めだと言い聞かせ「はる」とお別れしました。

保護団体さんに抱っこされた「はる」のキョトンとした顔は今もハッキリ覚えています。

この経験をブログに書きなよ

ブログ
(PixabayのFree-Photosによる画像です)

「はる」と離れて帰宅した途端、我慢していた涙が滝のように流れました。そんな私の姿を見た旦那が「この経験をブログに書きなよ」と。

「里親になるってことがどれほど甘くないのか。どれだけの覚悟が必要か。ボランティアの方がどのくらいすごいのかを伝えてもいいんじゃないかな。」

確かにそうだ。私たちの「犬の里親になりたい」という気持ちはけして生半可なものじゃなかった。何カ月も話し合ったし、いろんな保護団体のサイトを見た。譲渡会にも参加し、いろんなワンちゃんと出会った。

それなのにトライアル中止を・・・まさかうちがするとは思ってもいなかった。でも、これも現実なのだと伝えるべきなのかもしれない。

保護犬「はる」から学んだこと

「はる」から教えてもらったことはたくさんあります。

・私たち人間の覚悟がもっと必要だったこと。
・はじめての多頭飼い、犬と犬の相性。

想像していた以上の経験を「はる」は私たちにさせてくれた。結局、幸せにしてあげることはできなかったけれど・・・。

だからこそ伝えたい。トライアル中止を決めた私に言う権利はないこと、重々承知の上で里親希望の方に伝えたい。

犬の里親になる覚悟、本当にできていますか?
トライアル中止になったとき、犬との別れは悲しいだけじゃなく苦しい。

でも、それでも救える命は誰にでもある。「覚悟」さえもっていれば。

まとめ

私たちの「トライアル中止」に賛否両論あると思います。お叱りをうけるかもしれません。それでも「犬の里親になる」現実を伝えたかったし、人間に「覚悟」がないと私たちのように苦しい経験をすることになるのだと知ってほしくて今回ブログに書きました。

私たちは・・・しばらくは無理です。「はる」ロスがきつくて・・・。自業自得なのでそのツラい気持ちと当面付き合います。

「はる」が良い家族と出会えることを願いながら。「はる」は本当に良い子でした。一匹飼いで大切にしてくれる家族と出会えるといいね。間接的になっちゃうけど、「はる」に家族が見つかるまで応援するからね。

犬・猫の里親になる前に

・犬を迎える覚悟は生半可では難しい。
・犬を迎えることで多頭飼いになる場合は、トライアル前にお見合い時間を長めに設けてもらう。トライアル中止になった場合のツラさは相当なもの。

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