先日、姉から実家で暮らしている愛犬の写真が送られてきました。母が送ってくれる写真はなぜか愛犬が遠くにいたり、写真がピンボケしていたりとハッキリ写っていない場合が多いので久しぶりにハッキリした愛犬の顔を見ることができました(笑)。
カメラを向けるといつもなら顔をそむけるのに・・・めずらしい(≧▽≦)。
元気そうに見える愛犬ですが、播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)治療中です。GMEを発症してから気づけば2年7カ月経過。再発することなく元気に暮らしています。
今日はこちらの愛犬についてのお話しです。
愛犬をおそったGME(脳炎)
2016年7月。離れて暮らす母から犬の様子がおかしいと連絡が入りました。当時、仕事で関西を離れていた私でしたが、普通でない愛犬の様子に居ても立っても居られなくなり仕事を休んで帰省しました。
帰省前に母が犬を病院に連れていってくれましたが、あらゆる検査をしても異常なし。そこで先生から家での様子を撮影してほしいと言われ慌てて録画したものがこちらです。
自分の意志で動いているのではなく、体の中から揺らされているようです。歩くこともままならなかったのでペットシートの上に寝かせていましたが、歩きたいのか動こう、動こうとするのが見ててつらかったです。
播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断

あらゆる検査をしたのに異常がない。残すは頭の検査です。「脳の炎症が考えられます」と先生から聞かされ、その場でMRI検査の予約をした私たち。検査の日まで毎日通院しながら点滴を行う予定でしたが、犬の容態が急変しあわててステロイド注射を投与。一命をとりとめました。
もう待ってられない、ということで検査日を前倒しに。MRI検査の結果、播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)であることが判明しました。
GMEの余命

聞きなれないその病名に不安を抱いた私は、インターネットで「GME」を検索。検索結果に出てくる内容は明るいものではありませんでした。「予後が悪い」「余命」・・・想像したくない結果しか見つかりません。
一般的にGMEの余命は、早いと発症して数週間~数カ月、長くても2~3年で再発、死に至るケースが多いそうです。
「はい、そうですか」と納得できるわけがない。うちの愛犬は違うんだ、と自分に言い聞かせ、病気とどのように向き合っていくか先生、世話をしてくれている母と相談した記憶があります。
GMEの闘病記録

愛犬にGMEの症状が出始めた頃から、毎日日記をつけてくれていた母。母の日記を公開した記事をまとめました。
私たちと同じようにGMEとたたかっているワンちゃんたちのために、希望や何かしらのヒントになればうれしいです。
まさかうちの犬がGME(脳炎)に? 脳炎発症時の様子(10)
まさかうちの犬がGME(脳炎)に? 脳炎発症時の様子(11)
まさかうちの犬がGME(脳炎)に? 脳炎発症時の様子(12)
まさかうちの犬がGME(脳炎)に? 脳炎発症時の様子(13)
ドッグフードを切り替えて出た効果
まとめ
愛犬がGMEを発症したことで、私たちもたくさんのことを学びました。犬のために本当に必要な情報、ドッグフード、介護。GMEの経験なしでは得られなかったことばかりです。
病気にならない、もちろんそれがいちばん良いことですが発症してしまってから後悔しても遅いし後悔している時間も私たちにはありませんでした。
今も免疫抑制剤とステロイドは服用していますし、免疫抑制剤にかぎっては薬代がかなり高いです。ペット保険に入っていなければ正直もっと苦しい闘病生活だったと思います。
自分には関係ない、とは言えません。犬と暮らすかぎり病のリスクは常にあります。愛犬にとって本当に必要なこと、必要なもの、今一度考える時間をつくってみてください。

みかんを凝視するまでに(笑)。
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