昨日までモグモグ食べていたドッグフードを急に食べなくなった、残すようになったという経験のある愛犬家の方は意外と多いのではないでしょうか。わが家のなぎ(トイプードル)もときどきあります。実家のミニチュアダックスフンドは脳炎の症状が出だしたころ食欲がなくなりました。ミニチュアダックスフンドの病気をきっかけに変更したわが家のドッグフード【モグワン】をご紹介します。
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【無添加】モグワンを選んだ理由

犬の脳炎はいくつかの種類にわけられますが、わが家のわんこがかかったのは播種性肉芽腫性髄膜脳炎(GME)です。この病気は中枢神経系のもので、免疫性が誤作動をおこし細胞が自分自身を攻撃するという免疫疾患です。
原因不明で予後が悪い…もってあと2,3年の命と先生から言われました。私たちにできることはないかと考えた結果、思いついたのがドッグフードを変えることでした。
脳に良い食べ物とは?

脳についていろいろ調べてみた結果、DHA、EPAがとくに脳に良いということがわかりました。脳炎前に食べさせていたドッグフードの原材料を見てみると正直粗悪なものでした。脳炎を患ったのは私のせいかもしれない、直接的な原因でないとしてもドッグフードはもっともっと調べるべきでした。
脳に良いDHA、EPAを含んだドッグフードを探して見つけたのが【モグワン】です。
手作りレシピがドッグフードで実現できる

ドッグフードが見つからなかったら手作り食にしようと考えていた矢先に見つけた【モグワン】。脳炎発症後は実家のわんこも今一緒にくらしているなぎもずっとドッグフードは【モグワン】です。2年前には見つけられなかったこんな記事も最近発見しました!
院長松木は大学在職時代に、犬の脳炎の原因を突き止めたいと15年ほど研究を続けておりました。そのひとつのゴールが、犬の脳炎の原因は小麦過敏症だろうという論文です。2012年に出しました。英文ですが無料で読めます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvms/74/6/74_11-0507/_article
すごく簡単に説明すると、犬が小麦を食べる→小麦に含まれるグルテン(タンパク質)が異物と認識されて抗体ができる→グルテンに対する抗体が脳の細胞にもくっつく→脳が異物と認識されて炎症が起こる、というわけです。
小麦グルテンに対する抗体(脳の細胞に対する抗体でもある)は、壊死性髄膜脳炎(いわゆるパグ脳炎)だけではなく、壊死性白質脳炎(ヨークシャー・テリアやチワワで起こるタイプの脳炎)や肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)の犬でも見つかります。
(引用:犬と猫の内科の病院 まつき動物病院)
【モグワン】はグレインフリーのドッグフード

脳炎の原因が「小麦過敏症」とは…。でもよく考えると合点のいくこともありました。なぜなら脳炎を患うまで小麦入りのドッグフードを食べさせていたからです。
グレインフリーとグルテンフリーの違い
グレインフリーとよく似た言葉にグルテンフリーがあります。両者の違いは、
- グルテン→小麦などに含まれるたんぱく質の一つ。
- グレイン→麦だけでなく穀物も含む。
ドッグフードを【モグワン】に切り替えた頃は「小麦(グルテン)を異物と脳に認識されて起こる炎症」なんて情報を知る由もなく。モグワンの栄養バランスだけをみて「これにしよう!」と決めました。
ドッグフードを【モグワン】に切り替えた結果

「脳炎に何かしらの効果がでれば」というその一心でドッグフードをモグワンに変えました。一日でも長く生きてほしい、当時はただただそれだけを願っていました。私たちの願いが届いたのか、愛犬はその後大きな変化もなく(発作やふらつきも全くありません)状態は安定しています。シクロスポリンの副作用(水をがぶ飲み、食欲旺盛)はあるものの、その他は検診結果をみても問題なし。
それに、なぜか胆のうにたまっていた胆泥も消えました。ドッグフードを変えただけでこれほどまで体が変わるとは。ほんとうに驚きです。
さいごに
松木先生のサイトを知らなければ、ずっと脳炎の原因を考えていたと思います。もちろん小麦が原因じゃないかもしれない、先天性のものかもしれない、でも「何か」が脳炎の引き金になったことは確かです。
はっきり原因を特定できない病気なだけに今も「怖くない」と言えばウソになりますが、飼い主の私たちにできることはどんなことでもやろうと【モグワン】をきっかけに決意がかたまりました!病気になんて負けないぞー!!!
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