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ジャーナリスト伊藤詩織さんのBlack Boxを読み考えてみた。

ブラックボックス

※こちらの記事はあくまで個人の感想です。

かの間の晴れだった昨日、10月18日に発売された伊藤詩織さんの著書「Black Box」がAmazonから届きました。

詩織さんが本を出版されることを、いとうせいこうさんのツイッターで知りましたが少し調べてみると、他にもいろんなジャンルの著名人たちが伊藤詩織の本について語られていました。

その瞬間「一人の女性が勇気を振り絞って語った『Black Box』は同じ女性として読まなければ!」という気持ちになり、すぐにAmazonで予約をしました。

出版に至るまでの経緯

詩織さんは、守ってほしかったはずの

「司法や国の体制、社会」がこんなにもふがいないものなのか、一個人をも守ってくれないのか

ということに疑問をもったそうです。

「そんな社会や司法を変えるには、被害者が声をあげる必要がある」ということに気づき、社会を変えるために本の出版を決意されたそうです。

真のジャーナリストとは?

事件のことだけでなく、詩織さんの幼少期からジャーナリストを目指すまでが淡々とつづられています。

さすが「伝える」という仕事をされているだけあり読みやすかった本(3時間程度で全て読み終えました)

また警察に事件のいきさつを話されたところから警察の動き、社会の受け入れ態勢なども疑問視されています。

伊藤詩織

「逃げも隠れもしない」

本では、詩織さんと山口氏*1とのメールのやり取りが公開されています。

その中で山口氏は「逃げも隠れもしない」という一文を何回も書かれていますが、本を読む限り、詩織さんの追及に「逃げている」印象しかもてませんでした。

ジャーナリストの定義が何なのか、山口氏の態度をみるとそう思わざるを得ません。顔と名前を出し、マスコミの前で会見までした詩織さん。今回の著書で思い出したくない記憶も時系列で思い出し、書き起こすまでの気持ちを考えるといたたまれません。

詩織さんこそ「逃げも隠れもしない」ことを実行されており、「真実を伝える」という点でも本来のジャーナリストの姿を見せてくれています。

誹謗中傷

事件を公にするにあたり、山口氏はもちろんのこと、詩織さんもネットや電話、メールなどで誹謗中傷をうけているそうです。

その誹謗中傷の中の一部(ハニートラップではないか、など)を本の中で触れていらっしゃいますが、詩織さんが事件を公表するメリットはむしろ何もないわけで。プライバシーを公開してまで得るものなんてないと思うんですが、世の中には心無い人がいるんだなぁ、と悲しくなりました。

氏名を公表し、家族をも巻き込み、司法にもふれる、それが全部うそだのハニートラップだの、だったとしたら、ジャーナリストとの夢(仕事)も家族の信頼も、友人たちもすべて裏切ることになる、そうまでしてリスクを背負うでしょうか?

報道の違和感

詩織さんの事件は最初こそテレビで流れましたが、その後パタリと報道されなくなりました。

事件の大きさからみて、ワイドショー番組なら長期間報道されるかと思ったんですがTBSはもちろんのこと

その他のテレビ局が、まったく報道しないことにかなり違和感を感じます

今回の本の出版に関しても全く触れることがないとしたら・・・、余計に事件の信ぴょう性を濃くしていますよね。

未来への希望

詩織さんが本に託した未来への希望、被害を受けた人たちの受け入れ態勢など個人が安心して暮らせる社会になることを望みます。

ある程度、地位も名誉もある人が事件を起こしても「不起訴処分」になるような社会にだけは、もう決してしてはいけない。

詩織さんが勇気を振り絞って声をあげざるを得なかった状況をもう増やしてはいけない、そう強く感じます。

はじめに

想像してみてください。家族にも起こる可能性がゼロではないということを。